2009年04月11日
Q1(キューワン)住宅の住みごこち6
Q1住宅とは(北海道を除いたエリア版)
(1)Q値=1.9以下の高断熱・高気密住宅
(2)C値(気密性能)も1.0以下が望ましい。
(3)暖房エネルギーが国の基準の1/2~1/4を目指す。
※国の基準
平成11年に制定された次世代省エネルギー基準のことで、
北海道エリアはQ値=1.6(W/㎡K)、C値=2.0(c㎡/㎡)と規定
静岡エリアはQ値=2.7(W/㎡K)、C値=5.0(c㎡/㎡)と規定
左の絵をご覧下さい。 ストーブなどの暖房機
がコタツに取って替わってから日本の家屋は
洋風の間取りになりました。
ストーブなどの暖房機のある部屋に皆が集ま
り、他の部屋へは極力行かない。
この暖房方式を絵のように手をかざし暖を採る
ため「採暖(さいだん)」と呼びます。
これは建物にとっても良くない環境です。 暖
かく湿った空気が暖房されていない冷たい部屋
に流れて行き、窓に触れて結露します。
以来ながらく日本の家屋はこの採暖で部分的に暖まり、膨大な結露水を出して建物の寿命を縮める生活を
繰り返して来ました。
石油やガスは燃焼すると水蒸気が出るので部屋が暖かくなると同時に水蒸気量が増えます。 しかし、昔の
石炭のストーブにやかんのイメージがあるのでしょうか、石油ストーブの上にやかんを置いてもっと水蒸気を
出したりして、結露は冬の常識だったのかも知れません。
家を長持ちさせるためには全館暖房にする必要が
あります。
「家全体を暖房する」と言うと不経済だ、勿体ない!
という方もいらっしゃるでしょう。 しかし、結露の
せいで家が30年で傷んでしまう方が余程、勿体ない
のではないでしょうか。
家中暖かい環境は人の健康にも良いのです。 冬
に脳血管障害で亡くなる方の多くが、寒いトイレや
お風呂場での事故という統計もあります。
さらに、オープンな間取り、吹抜けのある家を建てて
も冷気が降りてくることもなく快適です。
部屋の温度は何度位が良いですか?という質問に多くの方は22℃~24℃と答えます。 実際エアコン暖房
の設定温度を25℃位にしている方も多いでしょう。 日差しがある屋外で気温18℃は十分暖かいです。
この4℃~5℃の差は何でしょうか。 それは太陽光による輻射熱です。 輻射熱は暖かさだけではありません
冷熱もあります。 それが部屋の気温が22℃あるのに寒い原因です。
部屋の回りの壁や床から来る冷輻射熱があなたの体温を奪うため、気温が高くても寒さを感じるのです。
冬の寒い夜、大きな窓ガラスのある方向から冷たさを感じることありませんか。 それが冷輻射熱です。
これを防ぐにはどうすれば良いのか。 この続きは次回お伝えします。
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(1)Q値=1.9以下の高断熱・高気密住宅
(2)C値(気密性能)も1.0以下が望ましい。
(3)暖房エネルギーが国の基準の1/2~1/4を目指す。
※国の基準
平成11年に制定された次世代省エネルギー基準のことで、
北海道エリアはQ値=1.6(W/㎡K)、C値=2.0(c㎡/㎡)と規定
静岡エリアはQ値=2.7(W/㎡K)、C値=5.0(c㎡/㎡)と規定
◆◆◆
花粉の季節も終わり、良い季節の到来です。 社長の伊豆川です。
前回は住宅用にLow-Eペアガラスが普及し始め、住宅性能に大きな効果を
もたらすことを説明させて頂きました。
そして、ガラスだけでなくサッシの枠も樹脂製のものが北海道では一般的に
なり、真冬でも結露(カビ・ダニ)のない良好な空気環境が実現されていること
もお解り頂けたと思います。
今回は「断熱・気密・換気」の三要素に加え、家の居心地を良くするために大事な
暖房(冷房)についてお話します。 こんなに暖かいのに「暖房」の話かとおっしゃらずに
お付き合いください。 (本当はもう少し早く、3月中に書くつもりでした。)
◆◆◆
花粉の季節も終わり、良い季節の到来です。 社長の伊豆川です。
前回は住宅用にLow-Eペアガラスが普及し始め、住宅性能に大きな効果を
もたらすことを説明させて頂きました。
そして、ガラスだけでなくサッシの枠も樹脂製のものが北海道では一般的に
なり、真冬でも結露(カビ・ダニ)のない良好な空気環境が実現されていること
もお解り頂けたと思います。
今回は「断熱・気密・換気」の三要素に加え、家の居心地を良くするために大事な
暖房(冷房)についてお話します。 こんなに暖かいのに「暖房」の話かとおっしゃらずに
お付き合いください。 (本当はもう少し早く、3月中に書くつもりでした。)
◆◆◆

がコタツに取って替わってから日本の家屋は
洋風の間取りになりました。
ストーブなどの暖房機のある部屋に皆が集ま
り、他の部屋へは極力行かない。
この暖房方式を絵のように手をかざし暖を採る
ため「採暖(さいだん)」と呼びます。
これは建物にとっても良くない環境です。 暖
かく湿った空気が暖房されていない冷たい部屋
に流れて行き、窓に触れて結露します。
以来ながらく日本の家屋はこの採暖で部分的に暖まり、膨大な結露水を出して建物の寿命を縮める生活を
繰り返して来ました。
石油やガスは燃焼すると水蒸気が出るので部屋が暖かくなると同時に水蒸気量が増えます。 しかし、昔の
石炭のストーブにやかんのイメージがあるのでしょうか、石油ストーブの上にやかんを置いてもっと水蒸気を
出したりして、結露は冬の常識だったのかも知れません。

あります。
「家全体を暖房する」と言うと不経済だ、勿体ない!
という方もいらっしゃるでしょう。 しかし、結露の
せいで家が30年で傷んでしまう方が余程、勿体ない
のではないでしょうか。
家中暖かい環境は人の健康にも良いのです。 冬
に脳血管障害で亡くなる方の多くが、寒いトイレや
お風呂場での事故という統計もあります。
さらに、オープンな間取り、吹抜けのある家を建てて
も冷気が降りてくることもなく快適です。
部屋の温度は何度位が良いですか?という質問に多くの方は22℃~24℃と答えます。 実際エアコン暖房
の設定温度を25℃位にしている方も多いでしょう。 日差しがある屋外で気温18℃は十分暖かいです。
この4℃~5℃の差は何でしょうか。 それは太陽光による輻射熱です。 輻射熱は暖かさだけではありません
冷熱もあります。 それが部屋の気温が22℃あるのに寒い原因です。
部屋の回りの壁や床から来る冷輻射熱があなたの体温を奪うため、気温が高くても寒さを感じるのです。
冬の寒い夜、大きな窓ガラスのある方向から冷たさを感じることありませんか。 それが冷輻射熱です。
これを防ぐにはどうすれば良いのか。 この続きは次回お伝えします。
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Posted by sanki at 11:49│Comments(0)
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