2009年03月21日
Q1(キューワン)住宅の住みごこち5
Q1住宅とは(北海道を除く本州版)
(1)Q値=1.9以下の高断熱・高気密住宅
(2)C値(気密性能)も1.0以下が望ましい。
(3)暖房エネルギーが国の基準の1/2~1/4を目指す。
※国の基準
平成11年に制定された次世代省エネルギー基準のことで、
北海道エリアはQ値=1.6(W/㎡K)、C値=2.0(c㎡/㎡)と規定
静岡エリアはQ値=2.7(W/㎡K)、C値=5.0(c㎡/㎡)と規定
冬の寒い夜、室内の暖かさを急速に奪うのは窓。 冬の晴れた日中、ぽかぽかと
昼寝でもしたくなる南側の窓。 同じ窓でも我々に与える影響は正反対です。
夏はどうでしょう。 日が落ちてようやく少し涼しくなった外気を入れるために
開ける窓。 夏の夕方、うだるような西日が差し込む窓。
明るさや四季の移り変わりを我々に伝える窓は、大変大事な存在だとつくづく
思います。
この10年で住宅の窓ガラスはペアになり、断熱性能が進化しました。 しかし、
まだまだ高性能な窓枠や窓ガラスがあります。 当社が標準仕様として採用して
いるものは、「樹脂製窓サッシとLow-Eのアルゴンガス入りペアガラス」の窓です。
「樹脂製窓サッシ」とはその名の通り樹脂(プラスチック)でできた窓です。 プラスチック
と言っても想像しているプラ模型のようなものではありません。 近年耐光性も格段に
上がり数十年間の耐用年数が保証されるようになりました。 これで熱の伝わり方が
アルミに比べて1000分の1になり、結露の心配がなくなります。
「Low-E」とは金属の幕をペアガラスの内側にコーティングした、断熱性能の高い窓ガラス
のことで、熱を伝える赤外線を反射して熱の出入りを防ぐ役目をするものです。
写真では分かりにくいかも知れませんが
少し色が付いているのが分かると思います。
東京の首都高速でビルの谷間を走っていると
ガラス面に覆われたビルが何棟も建っていると
思いますが、それらのビルの室内が夏の日差し
でも暑くならないのは、そのLow-Eの窓ガラスが
使われているからです。
このLow-Eガラス、ペアガラスの内側に金属膜を
コーティングするのですが、外部側のガラスの内側
と部屋側のガラスの内側に付着させるのでは、性能
が異なるのです。
外部側だと夏の日差しの暑さを遮る「遮熱タイプ」に
なり、部屋側だと冬の暖まった室内の温度を逃がさ
ない「断熱タイプ」なるそうです。
住宅にも採用することで省エネ性・快適性が増し、冬季の結露や西日の紫外線による
ダメージからも家具やフローリングを防ぎ、より長持ちする住宅になることでしょう。
左の写真は自邸の遮熱Low-Eのペアガラスが
付いた樹脂製サッシです。天気の良い日だと反射
して外からは内部が見えにくく、少しミラーガラスの
ように見えますね。
夏はこのサッシのおかげで、外の暑さが伝わらず、
エアコンの効きも良くて快適でした。
しかし、冬の今は晴れている日に窓際に行っても
日差しの暖かさはほとんど感じることはできません。
どちらが良いのかは一概に言えませんが、冬季の
暖房エネルギーの方が、夏季の冷房エネルギー
よりも(費用として)消費しているので、冬を基本に
考えて、南面には遮熱Low-Eを使用しない方が良い
かも知れません。 その際は夏の日差しが差し込ま
ないように計算して庇や軒の出を長く取ることは言う
までもありません。
今回は窓のついて新しい技術をもった製品を紹介しました。 住宅は常にバランスが大事です。
窓だけを良くしても、他の部分(断熱材の量や質、換気の効率など)の能力が劣っていれば
家全体としての快適性は向上しません。
今回までで断熱・気密・換気の3要素のバランスが「快適な住宅」において大変大事だということ
を説明して参りました。 次回ではこの3要素にプラスするもう一つの要素、暖房(冷房)について
お話したいと思います。

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(1)Q値=1.9以下の高断熱・高気密住宅
(2)C値(気密性能)も1.0以下が望ましい。
(3)暖房エネルギーが国の基準の1/2~1/4を目指す。
※国の基準
平成11年に制定された次世代省エネルギー基準のことで、
北海道エリアはQ値=1.6(W/㎡K)、C値=2.0(c㎡/㎡)と規定
静岡エリアはQ値=2.7(W/㎡K)、C値=5.0(c㎡/㎡)と規定
◆◆◆
ここ数日は春を感じる暖かい日が続いています。 社長の伊豆川です。
前回の「ニュー澄家」換気システムでは現代の住宅における機械換気の必要性
を説明させて頂きました。
また、換気を計画通りに行なうためには気密性が大事であること。
加えて気密性が良ければ断熱材の性能が発揮され、
冬暖かい住宅になることも説明しました。
今回はもう一つの大事な要素、開口部 (窓や玄関ドア) について説明させて頂きます。
当社がメンバーとなっている北海道のNPO法人「新住協」ではQPEXという
エクセルのソフトを使って、住宅の断熱性能の基準である「Q値」を算出する
ことができますが。このソフトを使っていると開口部が省エネにも快適性にも
大変大事であることが解ります。
◆◆◆
ここ数日は春を感じる暖かい日が続いています。 社長の伊豆川です。
前回の「ニュー澄家」換気システムでは現代の住宅における機械換気の必要性
を説明させて頂きました。
また、換気を計画通りに行なうためには気密性が大事であること。
加えて気密性が良ければ断熱材の性能が発揮され、
冬暖かい住宅になることも説明しました。
今回はもう一つの大事な要素、開口部 (窓や玄関ドア) について説明させて頂きます。
当社がメンバーとなっている北海道のNPO法人「新住協」ではQPEXという
エクセルのソフトを使って、住宅の断熱性能の基準である「Q値」を算出する
ことができますが。このソフトを使っていると開口部が省エネにも快適性にも
大変大事であることが解ります。
◆◆◆
冬の寒い夜、室内の暖かさを急速に奪うのは窓。 冬の晴れた日中、ぽかぽかと
昼寝でもしたくなる南側の窓。 同じ窓でも我々に与える影響は正反対です。
夏はどうでしょう。 日が落ちてようやく少し涼しくなった外気を入れるために
開ける窓。 夏の夕方、うだるような西日が差し込む窓。
明るさや四季の移り変わりを我々に伝える窓は、大変大事な存在だとつくづく
思います。
この10年で住宅の窓ガラスはペアになり、断熱性能が進化しました。 しかし、
まだまだ高性能な窓枠や窓ガラスがあります。 当社が標準仕様として採用して
いるものは、「樹脂製窓サッシとLow-Eのアルゴンガス入りペアガラス」の窓です。
「樹脂製窓サッシ」とはその名の通り樹脂(プラスチック)でできた窓です。 プラスチック
と言っても想像しているプラ模型のようなものではありません。 近年耐光性も格段に
上がり数十年間の耐用年数が保証されるようになりました。 これで熱の伝わり方が
アルミに比べて1000分の1になり、結露の心配がなくなります。
「Low-E」とは金属の幕をペアガラスの内側にコーティングした、断熱性能の高い窓ガラス
のことで、熱を伝える赤外線を反射して熱の出入りを防ぐ役目をするものです。

少し色が付いているのが分かると思います。
東京の首都高速でビルの谷間を走っていると
ガラス面に覆われたビルが何棟も建っていると
思いますが、それらのビルの室内が夏の日差し
でも暑くならないのは、そのLow-Eの窓ガラスが
使われているからです。
このLow-Eガラス、ペアガラスの内側に金属膜を
コーティングするのですが、外部側のガラスの内側
と部屋側のガラスの内側に付着させるのでは、性能
が異なるのです。
外部側だと夏の日差しの暑さを遮る「遮熱タイプ」に
なり、部屋側だと冬の暖まった室内の温度を逃がさ
ない「断熱タイプ」なるそうです。
住宅にも採用することで省エネ性・快適性が増し、冬季の結露や西日の紫外線による
ダメージからも家具やフローリングを防ぎ、より長持ちする住宅になることでしょう。

付いた樹脂製サッシです。天気の良い日だと反射
して外からは内部が見えにくく、少しミラーガラスの
ように見えますね。
夏はこのサッシのおかげで、外の暑さが伝わらず、
エアコンの効きも良くて快適でした。
しかし、冬の今は晴れている日に窓際に行っても
日差しの暖かさはほとんど感じることはできません。
どちらが良いのかは一概に言えませんが、冬季の
暖房エネルギーの方が、夏季の冷房エネルギー
よりも(費用として)消費しているので、冬を基本に
考えて、南面には遮熱Low-Eを使用しない方が良い
かも知れません。 その際は夏の日差しが差し込ま
ないように計算して庇や軒の出を長く取ることは言う
までもありません。
今回は窓のついて新しい技術をもった製品を紹介しました。 住宅は常にバランスが大事です。
窓だけを良くしても、他の部分(断熱材の量や質、換気の効率など)の能力が劣っていれば
家全体としての快適性は向上しません。
今回までで断熱・気密・換気の3要素のバランスが「快適な住宅」において大変大事だということ
を説明して参りました。 次回ではこの3要素にプラスするもう一つの要素、暖房(冷房)について
お話したいと思います。

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Posted by sanki at 09:07│Comments(0)
│ゼロエネ住宅