2020年03月22日

金属屋根のすすめ2(太陽光パネル編)

サンキハウスでは、世界の優れた建材も採用しています。
内外壁を真っ白に塗る漆喰(しっくい)は日本製ですが、
塗り壁を白色以外にしたい場合は、アメリカ製の塗り壁材(オメガ)をお勧めしますし、
前回の記事でご紹介した石粒付き金属屋根はニュージーランド製です。

海外には日本にはない特徴を持った建材も多く、情報収集が欠かせません。
その為に米国の住宅雑誌を購読していますが、今月のFineHomebuilding誌の
特集が金属製屋根でした。

米国ではアスファルトシングルと言う屋根材が一般的です。
弊社でも以前の標準屋根材で良く使っていました。
アスファルトシングルが良く使われているのは安価である為ですが、
米国でもちょっと高価な金属屋根の人気が高まっている様です。



上の雑誌の表紙に、金属屋根は「軽い、長持ち、天候に高抵抗」とあります。

表紙の家は勾配があり、日本では足場が無ければ屋根の施工は危険と言われてしまう程ですが、
米国は自己責任の国、ノーヘルで足場もなく施工していますね。(ハーネスとロープは付いている様ですが...。😆

 

この金属の屋根材は日本では「嵌合(かんごう)式縦ハゼ葺き」屋根と呼びます。

棟(トップ)から軒(ボトム)までが一枚のガルバリウム鋼板で成形され、
横方向に嵌合で繋いでゆく為、防水性に優れた工法です。


縦に立上りがあるので、「縦ハゼ葺き」と呼びますが、
この縦ハゼが太陽光発電パネルを載せる時に大変役立ちます。

太陽光発電パネルを屋根に載せる際、普通の屋根材(瓦やスレート)では屋根にドリルで穴を開けて、
ビス止めをし、ビスの周りをブチルコーキングで止水処理をします。

しかし、長年風雨にさらされる屋根材の穴をコーキング処理だけでは安心できませんね。
案の定、雨漏りのトラブルが絶えないのが太陽光発電パネルの設置工事です。

 

サンキハウスでは太陽光発電パネルを設置したいと考えているお客様にお勧めしている屋根が
この「嵌合式縦ハゼ葺き」の屋根なのです。

なぜかと言うと、この屋根材の特徴である「縦ハゼ」に
専用のクリップで屋根に穴を開けずに太陽光パネルの架台を設置することが出来ます。

縦ハゼにクリップ式架台を付けると上記の写真のようになります。

それに太陽光パネルを載せると

クリップが嵌合式の縦ハゼのくぼみにガッチリ食い込んで挟んでいるのが見えますね。💯

 

一度屋根に載せてしまうと、中々確認ができない太陽光発電パネルです。
屋根に穴を開けない方法でパネル設置の出来るこの「嵌合式縦ハゼ葺き」金属屋根。
お勧めな訳をご理解いただけたでしょうか。☘️




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