2016年10月30日
熊本地震と直下率
皆さんが書いている通り、急に寒くなってしまって
一次の勢いがなくなって来ましたが、数回スマート
ウオッチを締めて、夜のランニングに出かけて見
ました。
快調に走り始めたものの、100mもすると息が切れ
て15分も走れません。
続けるには相当な精神力が必要かもしれません。

先日、NHKスペシャルで放送された熊本地震で
倒壊した新しい住宅の検証番組を見ましたか?
2000年以降のいわゆる強化新耐震(現行基準)で
建てられた築10年の住宅が倒壊した原因に直下率
と言うものを説明していました。
「直下率」とは簡単に言うと、上下階で揃っている壁
の割合です。
番組で問題にしていたのは、1階の広いLDKの真上
に部屋が2つ在るような間取りでした。
もちろん1階は一部屋のLDKなので2階の二部屋間
にある壁の直下には壁は存在しません。
でも、これ今なら普通に建てている間取りですよね。
もちろん上階の壁の真下に壁がありればより良い
ですけど、そんな事したら1階は小さな部屋だらけに
なっちゃうし、大きな空間が欲しければ2階リビングに
するしかないって事でしょうか。
壁量の計算で成り立っていたにも関わらず倒壊して
しまうなら、何を当てにすれば良いのでしょう。
巨大地震の度に耐震補強や制度が変わる在来工法
では限界があるのかも知れません。

2x4工法はこの写真の箱の積み重ねのように耐力壁
区画を用意してその耐力壁区画を積み重ねることで
間取りを作ります。
最大の箱(耐力壁区画)の大きさや積み重ねた上下
階の壁のずれの範囲、箱(耐力壁区画)の開口部の
比率などの範囲に上限はありますが、色々な間取り
を実現できます。
2x4工法は増改築し難い。なぜなら、重要な壁が決
まっていて自由に開口部や部屋の大きさを実現でき
ないからと言われて来ましたが、
どうやら、立場は逆転した様です。
今後「直下率」が在来工法の間取りの制約になるのか
分かりませんが、巨大地震の度に改正されて来た
構造補強もそろそろ限界ではないかと思います。
▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲
NEW
11/5sat・6sun 『大きな小屋裏収納があるお家』 完成見学会
毎週日曜日 『70年代不動産リノベ塾』開催中
☆ ★ ☆ サンキハウスの施工事例 ☆ ★ ☆
北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス
高天井がもたらす開放感と木の家具や建具に漆喰壁が醸す心地よさ
北欧のサマーハウスのような白いカバードポーチのある家
限られた敷地でも大きなリビングを叶えた北欧スタイルの家
アンティークがなじむ上質感と北国仕様の性能が同居する家
アンティークなカフェにいる心地よさで暮らす木の家
一次の勢いがなくなって来ましたが、数回スマート
ウオッチを締めて、夜のランニングに出かけて見
ました。
快調に走り始めたものの、100mもすると息が切れ
て15分も走れません。

続けるには相当な精神力が必要かもしれません。



先日、NHKスペシャルで放送された熊本地震で
倒壊した新しい住宅の検証番組を見ましたか?
2000年以降のいわゆる強化新耐震(現行基準)で
建てられた築10年の住宅が倒壊した原因に直下率
と言うものを説明していました。
「直下率」とは簡単に言うと、上下階で揃っている壁
の割合です。
番組で問題にしていたのは、1階の広いLDKの真上
に部屋が2つ在るような間取りでした。
もちろん1階は一部屋のLDKなので2階の二部屋間
にある壁の直下には壁は存在しません。
でも、これ今なら普通に建てている間取りですよね。
もちろん上階の壁の真下に壁がありればより良い
ですけど、そんな事したら1階は小さな部屋だらけに
なっちゃうし、大きな空間が欲しければ2階リビングに
するしかないって事でしょうか。
壁量の計算で成り立っていたにも関わらず倒壊して
しまうなら、何を当てにすれば良いのでしょう。
巨大地震の度に耐震補強や制度が変わる在来工法
では限界があるのかも知れません。

2x4工法はこの写真の箱の積み重ねのように耐力壁
区画を用意してその耐力壁区画を積み重ねることで
間取りを作ります。
最大の箱(耐力壁区画)の大きさや積み重ねた上下
階の壁のずれの範囲、箱(耐力壁区画)の開口部の
比率などの範囲に上限はありますが、色々な間取り
を実現できます。
2x4工法は増改築し難い。なぜなら、重要な壁が決
まっていて自由に開口部や部屋の大きさを実現でき
ないからと言われて来ましたが、
どうやら、立場は逆転した様です。
今後「直下率」が在来工法の間取りの制約になるのか
分かりませんが、巨大地震の度に改正されて来た
構造補強もそろそろ限界ではないかと思います。

▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲
NEW
11/5sat・6sun 『大きな小屋裏収納があるお家』 完成見学会
毎週日曜日 『70年代不動産リノベ塾』開催中
☆ ★ ☆ サンキハウスの施工事例 ☆ ★ ☆
北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス
高天井がもたらす開放感と木の家具や建具に漆喰壁が醸す心地よさ
北欧のサマーハウスのような白いカバードポーチのある家
限られた敷地でも大きなリビングを叶えた北欧スタイルの家
アンティークがなじむ上質感と北国仕様の性能が同居する家
アンティークなカフェにいる心地よさで暮らす木の家
この記事へのコメント
柱直下率については、静岡県の建築構造設計指針には、熊本地震の前から、木造項目の柱の部分に書かれていますが、指針のなので強制力はないですが、県の推奨はされています。なので、静岡県の業者ならば、顧客を説得しやすいのではないでしょうか。
問題は、東京都とか愛知県です。東京では、学者の先生が柱直下率について説明しているのに、区役所のほうでは、無視している場合が多いです。愛知県も、なんだ、それはという扱いです。
静岡県は、県の業者向けの指針で、柱直下率の説明を入れているだけでも、まだ、ましなほうだと思います。
昔の韓国や中国での,巨大建造物の崩壊も、柱直下率は、無視していたのではないかと思います。
韓国の三豊百貨店崩壊事故は、コンクリート建造物で起きています。
必要な柱がないとか、でたらめだったので、柱直下率も、かなりひどかったと思います。
問題は、東京都とか愛知県です。東京では、学者の先生が柱直下率について説明しているのに、区役所のほうでは、無視している場合が多いです。愛知県も、なんだ、それはという扱いです。
静岡県は、県の業者向けの指針で、柱直下率の説明を入れているだけでも、まだ、ましなほうだと思います。
昔の韓国や中国での,巨大建造物の崩壊も、柱直下率は、無視していたのではないかと思います。
韓国の三豊百貨店崩壊事故は、コンクリート建造物で起きています。
必要な柱がないとか、でたらめだったので、柱直下率も、かなりひどかったと思います。
Posted by 愛知県民 at 2016年10月30日 19:04