2015年12月13日

気流止め

フランスで開催されていたCOP21で途上国を含む
全ての国で大筋合意できたようですね。


これで、全ての国でCO2の排出削減の目標値を
提示することがルール化され、地球温暖化防止へ
一歩進みました。


日本でもこの取り組みが確実に実行されるために
新築住宅のみならず、既存住宅にも断熱リフォーム
などの義務化に向けて規制が始まるでしょう。
 

   201   201   201


今の日本では、断熱強化や高効率な設備の普及で
住宅の省エネ性能が向上したと感じているかも知れ
ませんが、住宅の暖房エネルギー消費は減っておらず、
全館暖房の普及期に入るためむしろ増える方向です。


また、日本の住宅には大きな欠点があり、断熱材
を入れても暖かくならず、無駄にエネルギーを消費
している事実もあり、これから問題になるでしょう。


googleで「気流止め」と検索すれば沢山の記事が
出てきますので、是非調べて頂きたいのですが、簡
単に説明します。 (おすすめはこちら→


気流止め


普通の住宅では床下に外気を導入しています。
建物の構造を長持ちさせるために壁内にその床下
の空気を通す仕組みが一般的です。


しかし、これは暖房をする際には大変に良くない
結果を伴います。


暖房する部屋の壁は暖められ、壁内の空気は
軽くなるため上昇します。


床下の湿った冷たい空気が上昇気流に引っ張られ
て次々に壁の中に入り込みます。そのため、結果と
して家はなかなか暖まらないのです。


この仕組みを阻止するものが「気流止め」です。
国の仕様書にも記述されている気流止めですが、
守られていないのが現状です。


なぜかって?

施工が面倒だからです。


「吹き付け断熱なら必要ない。」などと間違った事
を言う人もいます。 (間仕切り壁に断熱ないしね。)


これは断熱材の種類には関係がありませんので、
ご注意ください。

勿論、弊社では「気流止め」行っております。emoji51


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タグ :壁内結露

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