2015年08月29日

発泡ウレタンでは塞げない

現場発泡ウレタンと言う断熱材をご存知ですか?


7年ほど前、

100倍発泡とも言われる現場発泡ウレタンは安価
で、施工性も良く、構造体に接着し隙間を塞いで
しまうと聞きました。

それなら、使ってみようと自社物件で採用しました。


専門の業者さんが二日間かけて、すべての壁・屋根
に75 mm~150mmの厚みで吹き付けて行きました。
   その時の様子は ---> こちら


サンキハウスの住宅は気密性能を重視しています。

なぜなら、それが暖かさ(涼しさ)・省エネ・長持ち、
住人の健康のすべてに繋がるからです。


この断熱材の施工後、気密測定をしてみました。

すると、気密測定の結果が良くありません。
隙間が塞がれていないのです。


そんなことはないと、数回実施してみましたが、結果
は同じでした。

後日、ネットで調べてみると、

現場発泡ウレタンだけでは隙間は上手に塞げない
との記事を発見しました。 それが ---> こちら


米国から来た断熱材なので、自分でも米国の建築
雑誌などを読んで調べてみました。


発泡ウレタンでは塞げない

すると、そこに書いてあったのは、

現場発泡ウレタンには2種類の違った性質の物が
あるということ。


それは、「オープンセル」と「クローズドセル」と呼ばれ、
住宅の壁や屋根に使われる100倍発泡は前者の
「オープンセル」と呼ばれているものでした。


「オープンセル」とは独立気泡ではなく、気泡どうしが
くっ付いていて、微小の穴が開いている。

そのため、空気が流れるし、水蒸気も通すとのことで、
「気密シートを省略できない」 とういう事実でした。


   icon07   icon07   icon07


発泡する映像を見ていると、接着性の良い様子
なので、現場発泡ウレタンだけで気密もバッチリ
という印象です。

しかし、

現実には「クローズドセル」でなければ、気密も防湿も
取れない素材だったのです。

  ※ クローズドセルは高価で環境にも良くないガスを発生するらしく
    住宅には使われない。 商業建築物などでは使用例もある。



日本では間違った印象を与えている「現場発泡ウレタン」
気密検査をすれば、気密性能が良くないのは一目瞭然。


是非、気密検査をすることをお勧めします。emoji51



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