2014年07月13日

火災を考える

先日の夜、眠りについた頃けたたましくサイレンが鳴った。
近所にある消防署からだ。


夏の夜に火災とは…、と思いながらも野次馬見物には
行かずに寝てしまったが、翌朝の新聞に火災の記事が
載っていた。


木造の建物だったようだが、あっという間に全焼してしま
った様だ。


静岡で家を建てる人々は地震の際の頑丈さについては
大変熱心だが、火災の際の燃焼速度など、燃えにくさに
ついてはあまり関心が無いようだ。


下のグラフを見て頂きたい。

火災を考える
日本ツーバイフォー建築協会のホームページより抜粋

木造の在来工法(青線)の場合、約30分で燃え落ちてしまう。


10分で1000℃に達し、屋根が抜けて全焼する。


階段や天井も木の板で仕上げてある様な住宅では、言葉は
悪いがキャンプファイアーのやぐらと同じである。


火災を考える
火災を考える

この様に、構造材(柱と梁など)が現わしの状態で組まれて
いる住宅ではすぐに家全体が燃えてしまう。


阪神淡路の震災の際に火災が原因で亡くなった方は12.8%
にも達している。


燃えにくい構造にすることで、避難までの時間を稼ぐことが
出来るし、30分の時間があればたいてい消火できる。

ボヤで済むわけである。


近年、2x4工法による大規模な介護施設が次々に建って
いるようだが、 ---> 記事はこちら

それなども2x4工法の火災に対する強さの表れではない
だろうか。


万が一の地震に備えて、耐震性を高めると共に、万が一
の火災にも備えた家づくりをお薦めする。 emoji51




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