2020年07月05日

遅れてしまった日本のEV普及

住宅会社がなぜEV(電気自動車)のことを気にしているのか?
それは、給油ならぬ給電は自宅で行うのが基本になりそうだからです。

ガソリン車ならもちろんガソリンスタンドに行って給油しますよね。
でもEVなら充電スタンドに行って給電しなくても自宅で出来ます。

EVで旅行に行ったら勿論充電スタンドにお世話になりますが、普段使いは
家で充電が基本になると思います。



今まではEVの航続距離が問題となっていました。
一度の充電で100㎞ほどしか走れないのでは、頻繁に充電しなければならず、
EVの車としての使い勝手が悪すぎたから、EVは一部のマニアの車でした。

しかし、一度の充電で300㎞超走れるEV(例えば日産リーフe+など)が登場し、
「大概の用事は給電することなく往復できる」との安心感が普通の人々にとって
購入する動機になり始めました。

こうなると、
物事は一気に進み、日本でもEVの普及期に入って来たのではないでしょうか。

 

自宅で給電する場合、単相200vの15A専用コンセントを付けている事が多いと
思います。

しかし、これだと3kwでの給電となり、先ほどの日産リーフe+(62kWh)を
満充電するのに25時間掛かってしまいます。

8時間充電しても20kw程度しか充電できません。
ですから、自宅でも6kw充電がこれから自宅充電の主流になると考えます。

🐘     🐘     🐘

しかし、モノゴト全てが遅い日本です。
日本初のEVは確か2009年に三菱自動車が発売したi-MiEV(アイミーブ)
だと思います。翌年には日産リーフが発売されましたが、その後の10年間、
新規のEVは他の日本メーカーから発売されていません。

その間、世界(特に中国)は着々とEVを進化させ販売しています。
中国のBYDというメーカーは、もともと電池を生産する新興メーカーでしたが、
今ではEVをはじめEVタクシーやEVバスなども生産し世界へ販売しています。
このバスは日本(京都のバス路線)でも走っている様です。

2010年~2020年の11年間、日本では簡単な?EVを発売せず、複雑なHVやFCVなどを
開発していましたが、世界はHVやFCVなどの寄り道をせずにEVへ直行しています。

どうやら日本の車メーカーに残された時間は短く、その道は細く険しい様です。☘️



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タグ :EVEV

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Posted by sanki at 15:17│Comments(0)つぶやき
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