2016年12月11日

義務じゃなかったの?

今日、新聞を見ると「地震地域係数1.2義務化」
と言うタイトルが目に飛び込んで来た。


「へ」、

「義務化って、なに。」

読むと、静岡県は地震地域係数1.2を近々義務化
するとの事。

「え、今まで義務化ではなかったの?」

「ずうっと、1.2で計算してきたけど、違ったの?」

義務じゃなかったの?
地震地域係数とは、地震の危険度分布から導き出された補正係数。小さいほど危険度が低い。


新聞によりますと、建築確認を行政が担っていた頃は
構造計算にほぼ100%の割合で地震地域係数1.2が
使われていたそう。

しかし、民間に建築確認が解放されてからは、徹底
されていないそうなのだ。

それで、静岡県の方針でそれを義務化する条例を
作るらしい。


ま、今までと変わらないので別にどうって事ないけど
守ってない建物もあったわけね。


この地震地域係数は先ごろの熊本地震で話題に上
ったようにちょっと変な制度ですね。

と言うのも、熊本は地震地域が0.8だった訳で、静岡
と比べると0.4も差が在るわけですよ。


この地震地域係数、何と今から37年も前に始まって
いるそうで、今まで2,3度小さな変更があっただけで
今に至るそうです。

地域によって地震耐力に差をつける意味があるのか
と訝る人もいるようですよ。


そもそも、木造住宅では3階建て以上じゃないと関係
ない話ですが(構造計算をする際に使われる係数)、
木造の住宅なら、品確法の耐震等級3を取る方法が
ありますので当社では耐震等級3を使っています。icon57




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Posted by sanki at 14:34│Comments(0)つぶやき
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