2008年12月04日
Q1(キューワン)住宅の住みごこち3
Q1住宅とは(北海道を除く本州版)
(1)Q値=1.9以下の高断熱・高気密住宅
(2)C値(気密性能)も1.0以下が望ましい。
(3)暖房エネルギーが国の基準の1/2~1/4を目指す。
※国の基準
平成11年に制定された次世代省エネルギー基準のことで、
北海道エリアはQ値=1.6(W/㎡K)、C値=2.0(c㎡/㎡)と規定
静岡エリアはQ値=2.7(W/㎡K)、C値=5.0(c㎡/㎡)と規定
シックハウス問題の高まりで、2003年7月から24時間換気システムの設置が義務化され、
全ての新築住宅の居室にレジスター(空気取込口)が取り付けられるようになりました。
しかし、壁の上部の「穴」から外気が入ってくる為、冬の夜にはその穴を閉じてしまったり
換気システム自体を止めてしまったりと、室内の空気環境は改善されていません。
その為、ハウスメーカーなどでは高価な1種換気で熱交換のできるシステムを採用している
ところもあります。 当社では比較的単純な装置で大きな省エネ効果のあるこのシステムを
お勧めしています。
まずは下の写真を見てください。
仕組みを説明しますと
①白と細い銀色のダクトが各部屋から汚れた空気を吸い集めて外(太い銀色)へ捨てます。
②新鮮な空気は基礎の横に開けられたフィルター付きの穴から床下に入ってきます。
③その新鮮な空気は捨てられる空気とダクト越しにすれ違い温度と湿度を交換します。
④ベタ基礎の表面温度は一年中安定(20℃±5℃)しているので、その熱も入ってきた
新鮮な空気に伝わります。 つまり地中熱をもらえるのです。
冬の外気を直接居室に入れる従来の3種換気では、冷気が吹き込み不快であること、
外の風圧の影響で効率の良い換気が出来ないことなど欠点がありました。
北海道で生まれた、この地中熱利用24時間換気システム「ニュー澄家」はこれらの欠点
を解消するだけでなく、地中熱と廃熱を利用する優れた省エネシステムです。
話は変わって。 「夏、日陰にあるコンクリートは冷たい」と感じたことありませんか。
下の図は夏、基礎断熱された床下に外気が導入されると上昇気流が起き涼しい
空気が下から上に流れることを示しています。
夏、基礎断熱を採用している住宅で床下と室内が繋がっている(空気の出入がある)
場合涼しい家が実現できるという訳です。
ここで前回の「基礎断熱の弱点」を思い出してください。 前回の最後の言葉
「夏、外気より温度の低い床下は湿度が上昇しやすい。」ですが、
この換気システムを床下に設置することで外気が床下に導入され、動かされて
湿気を床下に溜めることなく上階に拡散することができるのです。
今回は非常に難しい説明になってしまいました。 長くなってしまいましたので
この辺で。 次回につづく。
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(1)Q値=1.9以下の高断熱・高気密住宅
(2)C値(気密性能)も1.0以下が望ましい。
(3)暖房エネルギーが国の基準の1/2~1/4を目指す。
※国の基準
平成11年に制定された次世代省エネルギー基準のことで、
北海道エリアはQ値=1.6(W/㎡K)、C値=2.0(c㎡/㎡)と規定
静岡エリアはQ値=2.7(W/㎡K)、C値=5.0(c㎡/㎡)と規定
◆◆◆
こんにちは。 社長の伊豆川です。
早くも師走、今年も残すところあと僅かです。 朝起きるとまだ薄暗く、寒そうで
ベッドから出るのを躊躇してしまいますが、部屋の温度は19℃。 「な~んだ。」
という感じで飛び起きています。
今朝の外気温は8℃、2階の室温は19.0℃、昨晩の室温が20.4℃でしたので、
一晩で約1.5℃の温度低下がありました。 1階の今朝の室温が18℃、
2階との差は1℃、昨晩の1階の室温が20℃で2℃の温度低下となります。
今回は前回の「基礎断熱」に続き、弊社で勧めている床下に置く換気システム
地中熱利用24時間換気システム「ニュー澄家」についてお伝えします。
◆◆◆
こんにちは。 社長の伊豆川です。
早くも師走、今年も残すところあと僅かです。 朝起きるとまだ薄暗く、寒そうで
ベッドから出るのを躊躇してしまいますが、部屋の温度は19℃。 「な~んだ。」
という感じで飛び起きています。
今朝の外気温は8℃、2階の室温は19.0℃、昨晩の室温が20.4℃でしたので、
一晩で約1.5℃の温度低下がありました。 1階の今朝の室温が18℃、
2階との差は1℃、昨晩の1階の室温が20℃で2℃の温度低下となります。
今回は前回の「基礎断熱」に続き、弊社で勧めている床下に置く換気システム
地中熱利用24時間換気システム「ニュー澄家」についてお伝えします。
◆◆◆
シックハウス問題の高まりで、2003年7月から24時間換気システムの設置が義務化され、
全ての新築住宅の居室にレジスター(空気取込口)が取り付けられるようになりました。
しかし、壁の上部の「穴」から外気が入ってくる為、冬の夜にはその穴を閉じてしまったり
換気システム自体を止めてしまったりと、室内の空気環境は改善されていません。
その為、ハウスメーカーなどでは高価な1種換気で熱交換のできるシステムを採用している
ところもあります。 当社では比較的単純な装置で大きな省エネ効果のあるこのシステムを
お勧めしています。
まずは下の写真を見てください。
仕組みを説明しますと
①白と細い銀色のダクトが各部屋から汚れた空気を吸い集めて外(太い銀色)へ捨てます。
②新鮮な空気は基礎の横に開けられたフィルター付きの穴から床下に入ってきます。
③その新鮮な空気は捨てられる空気とダクト越しにすれ違い温度と湿度を交換します。
④ベタ基礎の表面温度は一年中安定(20℃±5℃)しているので、その熱も入ってきた
新鮮な空気に伝わります。 つまり地中熱をもらえるのです。
冬の外気を直接居室に入れる従来の3種換気では、冷気が吹き込み不快であること、
外の風圧の影響で効率の良い換気が出来ないことなど欠点がありました。
北海道で生まれた、この地中熱利用24時間換気システム「ニュー澄家」はこれらの欠点
を解消するだけでなく、地中熱と廃熱を利用する優れた省エネシステムです。
話は変わって。 「夏、日陰にあるコンクリートは冷たい」と感じたことありませんか。
下の図は夏、基礎断熱された床下に外気が導入されると上昇気流が起き涼しい
空気が下から上に流れることを示しています。
夏、基礎断熱を採用している住宅で床下と室内が繋がっている(空気の出入がある)
場合涼しい家が実現できるという訳です。
ここで前回の「基礎断熱の弱点」を思い出してください。 前回の最後の言葉
「夏、外気より温度の低い床下は湿度が上昇しやすい。」ですが、
この換気システムを床下に設置することで外気が床下に導入され、動かされて
湿気を床下に溜めることなく上階に拡散することができるのです。
今回は非常に難しい説明になってしまいました。 長くなってしまいましたので
この辺で。 次回につづく。
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Posted by sanki at 11:36│Comments(0)
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