2024年04月28日

塗り壁と外壁通気の両立できてますか?

漆喰(しっくい)の塗り壁はあこがれの外壁仕上げの一つですよね~。


強アルカリの漆喰は汚れが付きにくい

でも、塗り壁でも外壁通気させないと「長期優良住宅」にならないので、
あきらめている人も多いのではないでしょうか。

 

外壁通気とは、


外気を外壁の内側に流し湿気を排出する仕組み

外壁の内側には室内からの湿気や雨水の排出のために通気層(15㎜以上)が必要。

 

従来、塗り壁にはモルタル下地を構造用合板に直接塗りますので、
通気工法にならない事が多いのです。

その為、構造用合板の外側に通気用のラス(金網)を張って通気層を取る。
あるいは、しぼり加工のある防水シートを張って通気させたりします。


でもこれ、十分な空気が流れる? 湿気が留まってしまうのでは?
と心配になります。

 

この問題を解決するのが、「下地サイデイング+塗り壁」工法です。

まずは、サイディング外壁の様に通気胴縁の上に下地サイディングを張ります。



専用の下地サイデイング(無柄・無塗装板)を釘打ちでりゃんこ張りします。
※ りゃんこ張りとは、千鳥張りのことで縦の接合部が一直線にならない


板の長さは3m。これをりゃんこ(千鳥)に張ってあります。

下地のサイディング張りができました。

 

普通の釘打ちサイディング外壁ならこれで終わりですが、弊社推奨の
「下地サイデイングの塗り壁」外壁はここからが違います。


まず、サイデイングの角をメッシュテープで補強します。


その上から樹脂製メッシュを全面に張り、板と板を一体化します。


メッシュが隠れるまで下地モルタルを塗り込み、下地完成。

どうでしょう。
釘の穴も継ぎ目もすべて樹脂メッシュとモルタルでカバーされ
雨水はおろか、空気の出入りもありません。でも通気層は確保です。

また、外壁全体が一体になるので、下地サイディング同士の衝突もなく、
地震の揺れを壁面全体で受け止めます。

 

15年近くこの工法で塗り壁していますが、クラックのクレームは皆無です。



お好みの塗り壁材で仕上げれば、継ぎ目のない綺麗な仕上がりです。☘️




▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

一年中快適な住み心地の家と季節の便りを運ぶ庭

開放感とプライバシーを両立した、遊びゴコロ満載の家

工作好きな家族が快適に暮らす“G2.5”の平屋

大好きなカフェの居心地が叶う家

2階リビングのある家で、明るく開放的な暮らしを

高性能と家事ラクを叶えたジャパンディスタイルの家

住むほどに愛着を増していく「ときめきの家」

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 10:39Comments(0)家のしくみ

2024年04月21日

計算すれば必ず変わる鉄筋ピッチ

今日はちょっとマニアックな話題です。
「当社の基礎はD13@200 ㎜でマス目が細かく、頑丈な基礎です。」 と謳っていたら要注意

自由な間取りで完全な注文住宅を建てているサンキハウスでは、
許容応力度計算による基礎の検討と設計を行っています。

それが何を意味するのかと言いますと、
「基礎鉄筋の配置や太さ・間隔は家の間取りが決まらなければ決められない。」
と言う事です。

言い換えると、
鉄筋の太さが13mmで間隔が200㎜(D13@200)などと、
基礎の仕様をはじめから決めておくことは意味のないことです。

 

上部構造(木造構造体)の梁や壁の強度や大きさは間取りによって変化します。
それと同様に、基礎の形状やスペック(鉄筋量など)も上部構造と共に変化します。



奥の区画はマス目が細かい(100㎜×100㎜)ですね。
手前の区画は200㎜×200㎜(D13@200)のマス目になっています。

 

また、人通口などの立上り基礎の欠けを作るには基礎を掘り下げて、
補強する必要もあります。 地中梁と言います。



基礎は地震の揺れを受け止める重要な構造物です。
上部の木造構造の計算だけでなく、基礎構造の計算も当然重要です。☘️




▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

一年中快適な住み心地の家と季節の便りを運ぶ庭

開放感とプライバシーを両立した、遊びゴコロ満載の家

工作好きな家族が快適に暮らす“G2.5”の平屋

大好きなカフェの居心地が叶う家

2階リビングのある家で、明るく開放的な暮らしを

高性能と家事ラクを叶えたジャパンディスタイルの家

住むほどに愛着を増していく「ときめきの家」

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 12:15Comments(0)家のしくみ

2024年04月14日

木造構造には換気・通気?

2×4工法住宅に限らず在来工法住宅でも、木造構造には換気や通気が必要です。

ここで言う「換気」とは、室内で行う24時間換気のことではなく、
木造構造が湿潤状態にならないよう行う空気の入れ替えのことです。

木造構造に対しての「換気」の他に「通気」と呼ぶこともあり、チョットややこしいので、
「換気」と「通気」の違いをおさらいしておきます。

 

換気とは、
比較的大きな空間にある空気の湿潤状態を解消するために行う空気の入れ替えを
「換気」と呼びます。小屋裏(屋根の中)、床下(基礎の内側)の換気があります。

通気とは、
小さな隙間に空気を流し、構造体を空気に触れさせる事を「通気」と呼びます。
空気に触れ、湿気を排出する目的です。外壁通気とか屋根通気などがあります。

 


JOTOのHPから引用

屋根の換気・通気はちょっと複雑で、屋根の△空間を部屋の一部として使う場合は、
「屋根通気」、屋根の△空間は使わない水平な天井の場合は「小屋裏換気」となります。

 


JOTOのHPから引用

上記の図で示すように壁の外側には「外壁通気」、床下には「床下換気」があり ます。

 

【呼吸する?壁】
次に、室内と「木造構造に対しての換気・通気」の関係について考えます。
室内の空気を入れ替える「24時間換気」とは空気的に繋がらず、混ざりません。
ただし、湿気は遮ることができないので、対策を講じなければ双方向に移動します。

 

実は、これがかなり問題です。
夏の外気は湿度が高く、冷房に負荷がかかるのでできるだけ室内に入れたくないし、
冬は室内の湿気が壁や天井を抜けて断熱材に達すると結露を起こす原因となる為、
移動させたくありません。

その対策として、
弊社では室内側に防湿気密シートを張り、湿気が室内→壁中に行くのを防いでいます。
同様に2階天井→小屋裏に水蒸気が行かないように天井に防湿気密シートを張ります。

しかし、完璧には湿気(水蒸気)の移動をゼロにできないので、「外壁通気」や
「屋根通気」「小屋裏換気」が必要と言うわけです。

 

私は、室内側の防湿気密シート張を行わず、自由に壁内に湿気が出入りする状態は、
木造構造には適さないと考えていますが、それを「呼吸する壁」と称して夏の湿気を
敢えて壁に吸わせる状態を放置している業者がいます。

この場合湿度は室内より外の方が高いため、外からの水蒸気の流入が起こっています。

夏の外気の水蒸気量は大変高いため、室内にはどんどん水蒸気が入ってしまいます。
エアコンは水蒸気を処理するため、フル回転で結露水を作り外に排出しているのです。

それではあたかも窓を開けて冷房をしていることに近いと思いますが如何ですか?☘️




▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

4/20(土)・21(日)『ホワイト&ブラック。家族の笑顔が溢れる場所』完成見学会♪ ★特典付き★

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

一年中快適な住み心地の家と季節の便りを運ぶ庭

開放感とプライバシーを両立した、遊びゴコロ満載の家

工作好きな家族が快適に暮らす“G2.5”の平屋

大好きなカフェの居心地が叶う家

2階リビングのある家で、明るく開放的な暮らしを

高性能と家事ラクを叶えたジャパンディスタイルの家

住むほどに愛着を増していく「ときめきの家」

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 13:30Comments(0)家のしくみ

2024年04月07日

2×4住宅には耐震・制震・免震?

「耐震」「制震」「免震」と地震に備える3つの技術がありますが、
2×4工法の住宅には、どれが一番しっくり来るのでしょうか。

 
【3つの違い】


地震の揺れに備える3つの技術


① 耐震
構造用合板等の耐力面材を柱と梁で形づくられる四角形に1枚で覆い張る。
(※ この時、一枚の耐力面材で覆いきる事が重要、切り貼りはダメ)

②制震
ダンパー(ショックを吸収する装置)を柱と梁を繋げるように設置する。
柱と梁が形づくる直角を保つように装置が働き、揺れを吸収する。

③免震
家全体を地面から浮かす様に家を持ち上げ、地面と家の間に転がる装置、
あるいはゴムの様な緩衝体を設けて地震力を伝えないようにする。

 
【工法の違い】

2×4工法は面材(柱と梁で形作られる四角形を覆う)で壁を垂直に保ちます。
一方、在来工法は柱と梁の接合部を固定する(筋交いはありますが)角の強さ
によって垂直を保ちます。



上図の左側、在来工法は筋交い(斜め材)で垂直を保ちます。
この筋交いを制震ダンパーに置き換えることで制震機能を手に入れるため
在来工法+制震ダンパーは相性が良い組合せだと思います。

右側の2×4工法の場合、壁に構造用合板を張ることが必須条件です。
図のように窓以外すべての壁に耐力面材が張られていますので、元々耐震です。

どちらの工法も、免震装置は付けられます。
基礎と建物の床の間に免震装置と挟み込むのですから、装置は大がかりで
高価なものですが、可能です。

 
【まとめ】

機能/種類在来工法2×4工法
耐震 〇(面材張るもOK) ◎(より強く可能)
制震 ◎(筋交いを補完) 〇(付けても良い)
免震 △(高価) △(高価)


 
2×4工法の住宅に制震ダンバーを付けることは可能ですが、それなら
①耐力面材をより強いモノに交換する
②耐力面材を止付ける釘をサイズアップあるいは、本数を増やす
方が効果的ではないでしょうか。

揺れを低減する効果のため、制震ダンパーを付ける意味があるかも知れません。
住友ゴム工業のMIRAIEには2×4工法用の制震ダンパーがあります。☘️




▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

4/13(土)・14(日)『公開気密測定&構造見学会』★特典付き★

★特典付き★4/20(土)・21(日)『ホワイト&ブラック。家族の笑顔が溢れる場所』完成見学会♪

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

一年中快適な住み心地の家と季節の便りを運ぶ庭

開放感とプライバシーを両立した、遊びゴコロ満載の家

工作好きな家族が快適に暮らす“G2.5”の平屋

大好きなカフェの居心地が叶う家

2階リビングのある家で、明るく開放的な暮らしを

高性能と家事ラクを叶えたジャパンディスタイルの家

住むほどに愛着を増していく「ときめきの家」

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家

ご希望があれば導入可能です。  


Posted by sanki at 11:37Comments(0)家のしくみ

2024年03月03日

実は、2ヶ所の基礎断熱が必須

あなたの家、長期優良住宅仕様と書いてるけどホントに長期優良住宅になっていますか?

床下に外気が流れる床断熱(床下断熱)を採用して長期優良住宅仕様で家を建てる場合、
部分的に基礎断熱にする場所があることをご存じですか?
(床断熱と基礎断熱の違いが分からない方はこちら → 

 

(1)一つ目は、玄関の土間(室内側)です。

土間は通常、タイルやモルタル、洗い出しの場合は小石で仕上げますが、
土間の下と土間の周りに断熱材を敷いていないと、玄関が大変冷たくなります。

コンクリートは熱を伝えやすいので、長期優良住宅では必須の断熱部分です。



この写真では見えていませんが、底面にも板状の断熱材を敷いています。

この様に土間の部分には床がないので、床断熱はできません。
かと言って断熱なしでは玄関から大量の熱が逃げてしまいますので、
基礎の底と立上りの部分を断熱する必要があります。😅要するに基礎断熱①です。

 

(2)もう一つはお風呂(ユニットバス)です。

ユニットバスを置くところは床組せずに、基礎コンクリートに直接置きます。
絵で示すとこんな感じ…、


床下空間に外気が流れる床断熱の場合、空気がユニットバスと壁の間を流れます。

ですから、そこから家の中に外気が侵入して来ます。
そして2階の床まで進み、家が暖かくならないのです。

これを防ぐには、ユニットバスの区画を他の区画と完全に分ける必要があります。

ユニットバスを置く区画を基礎の立上りで完全に分けて、基礎断熱②にするのです。



この様に別な区画にしますので、床下空間の空気はこの区画に入って来ません。
ただ、メンテナンスのために人通口は必要なので、人通口用の気密蓋を付けます。



ここまでやらないと床断熱では気密施工になりません。

床断熱仕様の皆さん、ホントにこれやっているのですかね。
全部を基礎断熱にしてしまえば、事は単純になると思いませんか。☘️




▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

床下エアコン♬家じゅうポカポカ♬体験しませんか月間

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 12:51Comments(0)家のしくみ

2024年02月25日

床下エアコン、予期せぬ不満

20℃を超える暖かさになったかと思えば今朝は5℃の雨模様。
ローラーコースターの様な温度差に体がついて行けません。

床下エアコンもシーズン終わりかと思えば、また活躍している
今日この頃です。

 

昨年サンキハウスで家を建てられたお客様から
ちょっと見てほしいとのご要望があり、今朝早くお宅にお邪魔してきました。

床下エアコンには床から暖気が上がってくるガラリを1階床に
6~7ヶ所ほど設置します。

設置場所として窓は冷たい空気が発生しやすいので、窓の直下とか、
個室や玄関にも暖気が行くようにそれらの部屋にも一つづつ付けたり、
間取りに合わせて考えて設置して来ました。

ところが、洗面の横のガラリから冷たい空気が出て来て不快との事。
早速、確認に行った次第です。

 

リビングの横に洗面室兼廊下がある間取りで、扉はありません。
室内空気は扉がないので、常時繋がっているのですが、
床下の基礎にはその場所に立上りコンクリートがあります。

こんな感じ、


ガラリBが洗面室兼廊下で、
ガラリAがリビングの掃出し窓の前にあります。

上の下手な絵で示した様に1階では繋がっていますが、
床下の基礎は区画が別になっていて、人通口が2ヶ所ある構造です。

それぞれのガラリからの風を温湿度風量計で測ってみると、


約10℃の違いがありました。

床下エアコンの風を直線で受けるガラリAからは30.6℃の温風が、
洗面室兼廊下にあるガラリBからは21.1℃の冷風?が観測され、
この温度差によりコールドドラフトが発生していました。

家は寒くないけど、時折冷たい風が流れて来るというご不満の
原因がわかりました。

 

ガラリの数を消化するため、小さな部屋や熱源(床下エアコン)
から遠い所にもガラリを設けてきましたが、間違いの様です。

床下エアコンから直線の場所にも敢えてガラリを設置せず、
近い温度の暖気が出てくるような場所にガラリを設けた方が、
吹きだし温度が一定になり、温度差気流が発生しないと思います。

 

お客様にはガラリBの底をシールして空気を止める措置をすることで
解決するとお伝えしました。

ガラリは他に5か所あり、1ヶ所塞いだところで問題はありません。

一筋縄では行かない床下エアコン暖房ですが、これが経験となり、
ノウハウとなって行くのでしょうね。☘️




▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

床下エアコン♬家じゅうポカポカ♬体験しませんか月間

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 11:30Comments(0)家のしくみ

2024年02月18日

タイベックはやはりスゴイ!

サンキハウスの家の2大テーマ「超高気密・高断熱」と「60年超長持ち」
を支える基本は、①適切な建築部材と②正確な施工です。

②正確な施工についてはいつもこのブログにおいて発信していますが、
①適切な建築部材についての記事は少ないと思い、今回はその話題。

 

時折参考にさせて戴いている新潟のARBRE DESIGNさんのブログ記事で
当社の家と同じ部材を使った壁構成(在来工法なので合板はないのですが)
の31年後の解体の様子を記事にされていたので紹介します。
(ARBRE DESIGNさん いつも大変参考になる記事をありがとうございます。)

壁構成は外から
外壁→通気層→タイベック(サンキは+構造用合板)→GW→気密シート(ポリエチレン)→シナベニア(サンキは石膏ボード)

32年前の1992年に竣工したARBRE DESIGNさんの自邸の樹脂窓を交換する
際の外壁内部の様子をレポートされています。

30年前の住宅を補修のための解体をした経験がないので大変興味があります。

 

気になったのがタイベックの様子。


矢印はタッカーや釘の廻りにさび汚れがあるが、まだまだ健全。 ARBRE Design出展

次に、室内の気密シートとグラスウール断熱材の様子


ビス回りが黒ずんでいるのは湿度の移動跡か? 断熱材は綺麗。 ARBRE Design出展

サッシの淵をブチルテープで防水処理
今の施工手順とは一部違うが30年前としては良い施工。


ブチルテープが粘着性を保っている。タイベックとの相性良し     ARBRE Design出展

樹脂サッシのメーカー名が示されていませんでしたが、
樹脂サッシ自体もまだまだ使えそうな様子。
ただ、パッキンが痛んでいてサッシの気密が悪くなってしまったので
サッシ自体をトリプルサッシに交換することにしたそうです。

まとめに、30年前に北海道で確立した壁構成【タイベック+(合板)+GW+気密シート】
は今でも十二分に機能する壁構成であることが確認できた。

中でも通気層の確保と2次防水(タイベック+ブチルテープ)の施工精度が
一番大事と言う、「基本に忠実が一番良い」が再確認された記事でした。☘️




▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

床下エアコン♬家じゅうポカポカ♬体験しませんか月間

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 16:20Comments(0)家のしくみ

2024年01月14日

見た目の壁は耐力壁か?

また大きな地震が起きてしまいました。
能登半島を襲った地震は最大震度7の大地震で、多くの建物を倒壊させ、
地面や道路が陥没し、隆起させ付近一帯に壊滅的な被害をもたらしました。

ライフラインが寸断してしまい、倒壊を免れた人々もその後の苦しい
避難生活が困難を極めていることに大変心を痛めております。

まだ復興をどうするなどと言ってる場合ではなく、まずは生活再建が先。
助かった命を守ることが今求められています。

🎍    🎍    🎍    🎍    🎍

住宅を建てる事を仕事にしている我々としては、まずは倒壊しない家が大前提。
その先は住み続けられる、省エネルギーなど生活の質に直結する基本性能が大事と思います。

 

家の強さは「耐力壁の量」に比例します。

耐力壁とは、横揺れに抵抗する壁のこと、
すべての壁が耐力壁とは言えない在来工法の場合は注意が必要です。

一見、窓の左右はすべて壁と思ってしまいますが、壁に見えるところが
全て耐力壁とは限りません。

下の写真の黄色の〇で囲ってる部分は筋交いが無く、耐力壁ではありません。
(もう一つの黄色の〇で囲ってるところは筋交いが折れてしまっています。)



半分壊れかけたこの家は、筋交いのない壁(黄色の〇で囲ってる)があり、
外壁を張ってしまえば、筋交いの有無は見えなくなり耐力壁の様に見えます。

しかしこの壁は横揺れには何も抵抗する事が出来ず、揺さぶられるだけの壁です。

 

一方、窓のない壁がすべて耐力壁になるツーバイフォー工法の住宅なら、
窓を少なくする、窓を小さくすることが家の耐力向上に直結するため分かりやすい。



ツーバイフォー工法の住宅は構造用合板を全面張りにします。その構造用合板の
全面張りがモノコック構造を作るのです。

また、構造用合板もただ張ればよいと言う事ではなく、数々のルールと部材の
開発によって支えられています。

 

ツーバイフォー工法が日本に導入されて50年。
これまでに約300万戸のツーバイフォー工法住宅が日本中に建てられていますが、
30年前の阪神淡路大震災や、8年前の熊本地震でも揺れによる全壊はありません。
(地盤が崩れて傾いた家や津波にさらわれた家はあります。)

更に、壁の厚みを50㎜増した2×6(ツーバイシックス)工法住宅もあります。
より強固な家が建築可能です。

当社の2×6(ツーバイシックス)工法住宅のモデルハウスをご見学下さい。☘️

▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

1/20(土)1/21(日)家づくり応援フェア(主催:イエタテ)サンキハウスも参加します^^

床下エアコン♬家じゅうポカポカ♬体験しませんか月間

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 09:41Comments(0)家のしくみ

2023年10月15日

片流れの棟換気は長さ2倍

前回のブログでは、寄棟屋根の棟換気の問題についてお伝えしました。
寄棟屋根はハウスメーカーに多い屋根形状と言われています。
実際、弊社でも寄棟屋根を建てたのは数棟であり、いずれも15年以上も前です。

最近は太陽光パネルを載せる為、片流れ屋根の家を建てる事が多くなりました。
そこで今回は片流れ屋根について考えてみたいと思います。

まず始めに棟換気の行いやすい屋根形状でもある切妻屋根について考察します。
片流れ屋根は切妻屋根を頂点で縦にカット✂️した形と言えますので、
そこから見ていきましょう。


切妻屋根とは、よくあるこの形です

南北(あるいは東西)に屋根面がある屋根形状で、屋根の原型のような形です。


排気孔は二方向あり、左右に吹き出します

上の写真の住宅を例にすると、112.21㎡の総二階で、切妻屋根はこの様になります。
軒入れ棟出しの高効率ゆえ、天井面積に対して入口1/900、出口1/1600以上の面積が必要。


屋根裏換気の種類別吸排気孔の面積率

天井面積は112.21㎡(総二階)の半分で 56.11÷1600≒351㎠ (必要な棟換気面積)

この場合(二方向吹き出しになります)棟換気製品の切妻用を使いました。
1600㎜一本で400㎠の排気量があるので、1か所で足りる計算ですが、2本付けています。

 

しかし片流れ屋根の場合は、
片方が高く、もう一方が低くなっている屋根形状なので排気も一方向吹き出しの為、
換気部材の排気量も半分の200㎠程度になり、切妻と比べて2倍の長さが必要です。


こちらが片流れ屋根の家です

その為、当社では片流れ屋根の場合、棟換気は連続した排気孔を設けています。



ストローを束ねてハチの巣状になった排気孔は虫の侵入もなく、換気効率も良い優れモノです。☘️




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  
タグ :棟換気


Posted by sanki at 09:45Comments(0)家のしくみ

2023年09月17日

2×4工法住宅の耐震的な余力①

前回のブログ記事で「2×4工法には余力がある」と言った事について考えます。

2×4工法住宅が数々の大震災にも耐えたと言う事実は良く知られていますが、
なぜ、強いのかを幾つかの視点から考察します。

 

同じ木造構法である在来工法との違いを次の2つの側面から見てみましょう。
(1)木の種類でなく、「木の量」の違い
(2)法律(建築基準法)で定められている違い

 

(1)木の量について
在来工法は基本的に壁を構成する面で910㎜間隔に柱(105㎜×105㎜)が立ちます。
窓が来る場所には柱は立たないので、次の910㎜(あるいは455㎜)まで柱を省略します。
ですから、大きな窓があったり窓数の多い住宅では、柱の本数も少なくなります。
(代わりに4寸柱(120㎜×120㎜)を角部に設置して対処します。)

910㎜間隔の真ん中に「間柱」と呼ぶ柱を立てますが、これは耐震には無効な柱で、
内外装の為の下地材です。


後から溝にスライドして差込むため、上部の梁を支えない

一方2×4工法の壁面には455㎜間隔で柱(38㎜×89㎜)が立ちます。

一本の柱の太さは在来工法の柱の1/3ですが、窓の左右に必ず柱を立てるので、
窓の数が多くなっても柱の数は減りません。

それどころか、柱を釘で連結して3本や4本合わせにして補強します。



 

上の写真の2×4工法の壁の幅は2m位ですが、数えると柱が12本立っています。
在来工法なら、同じ2mの壁の場合、窓の間と左右に柱が来て全部で3本になります。
写真の2×4住宅の柱1本が在来の柱1本の1/3の太さとみなすと、
12÷3=4本となり、在来工法より1本多くなる計算です。

2×6住宅の場合は、柱(38㎜×140㎜)1本が在来の柱1本の1/2の太さなので、
12÷2=6本となり、在来工法より3本多くなる計算です。
従って、より耐震余力の大きな建物と言えるでしょう。

2×6住宅とは、2×4住宅と同じ2×4工法ですが、外壁のみ幅が50㎜太い柱を使う建物です。

 

同じ間取りの住宅を2×4工法と在来工法で建て比べた場合、「」の使用量は
2×4工法の方が1.5倍多いと言われる所以です。

 

次回は、
(2)法律(建築基準法)で定められている違いについて考えてみます。☘️




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家

   


Posted by sanki at 10:46Comments(0)家のしくみ

2023年09月03日

なんちゃって通気はまだ多い

長期優良住宅が始まって14年、建物の長持ちのため果たした役割は大きい。
特に外壁通気は重要ですが、いまだに仕組みを理解していない方もいるので、
おさらいをしてみます。

 


外壁通気工法の断面図

外壁通気工法は長期優良住宅の劣化対策等級3を取るための実質的な条件で、
外壁下地(合板)の外側(外壁材との間)に通気の為のスペースを取ることで、
構造躯体を湿潤から守るための仕組みです。

図の矢印が空気の流れです。
【注意】外気は構造体の中を流れるのでなく、構造(断熱材)の外側を流れるので、
家の中に外気が入り込むわけではありません。

断熱材と通気層との間には通常は合板と透湿防水シート(防水紙)が貼られ
そこが室内と室外の境になります。

 

矢印で示す通り、空気が下から上に向かって流れる事が大前提。
その為、下図の様な方法で空気の流れるスペース作ります。



外壁材の形によって、縦胴縁か横胴縁かが決まります。
空気が下から上に向かって流れるため、縦胴縁の方が良さそうですが、
横胴縁を選ぶ場合は、2m間隔に3㎝の隙間を作る事が推奨されています。

 

しかし、胴縁を施工することだけが独り歩きして、肝心の空気の流れを
忘れてしまっている現場も多いのが現実です。


横胴縁のダメな例(2m間隔に隙間がない)

上の例は国の求めている2m間隔に3㎝の隙間を作っていません。

次は、
チョット見ると分かりませんが、工夫をされている会社もあります。



横胴縁の良い例(胴縁の裏側に溝がある)


小さな溝では空気の流れる量が足りないと考えるならこんな方法もあります。



横胴縁の良い例(縦と横胴縁の両方)


これは胴縁の数が倍必要になりますが、確実に空気の流れが起こるので
弊社でも横胴縁ならこの方法を取ります。☘️




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

9/9(土)・10(日)『子育て世帯にちょうどいいお家』完成見学会

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家

   


Posted by sanki at 14:30Comments(0)家のしくみ

2023年07月30日

2年目小屋裏エアコン【中間報告・マニアック】

連日の猛暑に熱帯夜、堪りません。
「家が涼しくて良かった」と自己満足している今日この頃です。

 

聖一色モデルハウスも2年目の夏を迎え、小屋裏エアコン冷房も終日稼働
しています。

昨年の秋に一年目の総括「1年目小屋裏エアコンの結果【マニアック】」を
行いましたが、2年目の夏も前半が過ぎましたので結果報告したいと思います。

まずは、昨年からの一年間のグラフを確認しましょう。



小屋裏壁内の温湿度センサー(1年間)


1月の後半にグラフが途切れていますが、電池切れしてしまいました。
グラフとしては2月に相対湿度23.8%が最低ラインだと思います。

その後、V字カーブで次第に相対湿度は上昇をはじめ、現在(7月後半)は
すでに99.9%になってしまっています。

 

今年は昨年と違い、少し温度を上げて小屋裏エアコン冷房を行っていて、
その成果、壁内結露が防げるのではないかと期待していたのですが、

結果はダメでした。
昨年と変わらず、7月半ばには壁内の相対湿度が99.9%に達してしまいました。

小屋裏をチャンバー(冷たい空気を各部屋に届けるための空間)とするため
その部屋の空気をどこまで冷やす必要があるのかを確かめる為、実験中です。

 

1階と2階の室温は変わらないのですが、小屋裏(エアコン冷房)部屋の室温を
2℃程度上げた温度で全館冷房を行っています。



昨年より1.5℃上げても全館冷房が出来ていますが、壁内結露は防げません。
また、これ以上温度を上げると、各部屋の温度が25℃を超えてしまいそうです。

チャンバー室の温度をこれ以上上げると冷房として機能しなくなると思います。

 

外壁の下地合板は透湿抵抗の大きなOSBパネルを使っていますが、水蒸気の
粒子は非常に小さいため、難なくOSBパネルを通過して壁内の湿度を上昇させて
しまうことが実験から分かりました。

小屋裏エアコンを施工する際、小屋裏チャンバー室は透湿気密シートを施工するか、
内壁側にネオマフォームなどの断熱材を付加断熱するのが正解と思います。☘️




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家

   


Posted by sanki at 14:51Comments(0)家のしくみ

2023年06月18日

全館空調はダクト清掃が大変?

今年は梅雨入りが早く、雨が降っていなくてもジメジメ感が相当高いですね。
こうなると、エアコンを使って除湿したくなるのも無理ありません。

当社のモデルハウスでもダクトレス全館空調による除湿(弱冷房)運転を始めました。
この全館空調システムでは1台のエアコン(ダクトレス)で40坪の家全体を冷暖房します。

 

全館空調とは、各部屋にエアコンを設置するのではなく、1台の設備で
家全体を空調(冷暖房、湿度を調整する機能を持つ場合もある)することを言います。

全館空調の歴史は古く、「セントラル冷暖房」などの名称で主に大手ハウスメーカーの
高級グレードの家に設備されてきました。

その頃の設備はまるで、店舗の空調設備の様に大型で高価なものでした。



家の裏側には室外機がずらりと並び、壮観?な印象です。

しかし、設備の費用もさることながら、それを稼働する電気代も相当なもので、
とても庶民の家で採用することはできないものでした。

 

高気密・高断熱住宅が登場して全館空調に新しい考え方が登場しました。

空気の流れを考慮した間取りと高気密・高断熱化された今の住宅なら、
少ないエネルギーでしかも1台のエアコンで家全体を空調することが可能になったのです。

 

しかし、ここで新たな問題が発生しています。 それは清掃問題です。

 

空気の熱を各部屋に届けて冷暖房するのですが、空気が家中に行き渡る為には
ダクトが必要になりました。



しかしダクトによる送風はその経路を綺麗に保たなければなりません。
ダクトが汚れてしまっては綺麗な空気を提供できないからです。

その為、ダクトの入り口にはフィルターが必要で、その数はダクトの本数と同じです。



こちらの写真は「ゆかこ」とローマ字で書くシステムの空調室ですが、
ご覧の様に6本のダクトそれぞれにフィルターが付いていて、1~2週間に一度
フィルター清掃を行います。





それとは別に上部に映っているエアコン本体のフィルターも清掃しますので、
かなり手間のかかる作業になります。

 

当社の全館空調は冬は床下に設置したエアコンによる暖房、夏は小屋裏に設置した
エアコンによる冷房を行います。

設備するエアコンは2台ですが、季節によってどちらかを運転します。
(機械なので故障します。 動いていないエアコンはバックアップの役目も担っています。)



奥に見えるエアコンから冷気が小屋裏部屋に吹き出され、ガラリを経由して各室に配られます。
ダクトを使わなくても冷気を届けるノウハウ(企業秘密)があります。

ダクトはありませんので、エアコン本体の清掃だけを1~2週間に一度行うだけです。☘️




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 09:30Comments(0)家のしくみ

2023年05月14日

結露は冬だけの現象ではない

今週は「劣化対策について考える第3弾」として夏型結露について考えます。

夏型結露のメカニズムについてはこちらをご覧ください。→「冬の結露と夏の結露」

5~6月は気温も湿度も適度な状態ですので、窓を開けて外気を取り込むには絶好の季節です。
しかし6月中旬以降は梅雨が始まり外気は高湿度になるので、窓開け換気は好ましくありません。

建物の床下は梅雨時期に大変高湿度になっており、多くの住宅でカビが発生していますが、
床下の点検など行っていない為、気づいていない事が多いです。



床下以外の屋内に外の湿気を入れることはエアコン冷房の電気代としてマイナスですし、
冷気により断熱の弱い部分や温度の低い部分に結露が発生してしまうこともあります。

古民家など昔の作りの建物なら隙間風も多く断熱材も使われていない為、湿気を貯め込まず、
通風で涼を得ることが建物の維持にもなっていましたが、今の住宅にはその方法は適しません。

気密化した現代の住宅は出来るだけ外気の湿度を避け、エアコン冷房による除湿を活用し、
室内の湿度を低く保つことが重要です。

必要以上の換気を行うことは外の無尽蔵な湿気を室内に取り込んでしまうと肝に銘じて、
健康のための必要十分な空気以外は室内に入れない様にしましょう。



弊社の建てる住宅には床下エアコンを設備した家が多いので、床下エアコン暖房を使った
除湿の裏技を紹介します。



「夏なのに暖房」と驚かれるのも無理はありませんが、
床下は室内よりも温度が若干低いため、夏型の結露を起こすことも多い場所です。

そこで、25~26℃で暖房運転をすると床下の温度を上げる事が出来ますし、
上階のエアコン(小屋裏エアコンやホールエアコンなど)で冷房をすると家全体として
再熱除湿運転として機能するという仕組みです。

少し電気代が掛かりますが、カラッとした低湿度で、しかも寒くない適温が可能です。
体に優しい湿度と温度は建物にも優しい環境なのです。☘️




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 14:19Comments(0)家のしくみ

2023年05月14日

劣化対策について考える②

住宅を90年持たせるには、部材の取り換えやすさが大事だと前の記事で書きました。
理由は90年持つ外装建材は存在しないので、90年のどこかで交換する必要があるからです。

「瓦屋根なら90年持つんじゃない。」
瓦は持つかも知れませんが、それを支える下地(野地板)はどうでしょう。

 

野地板は雨にも結露水にもさらされる(可能性がある)重要な建材だと知ってましたか?



雨水の防水は分かりますが、結露水は気が付かない方も多いので、説明します。

 

室内の空気には多くの水蒸気が含まれています。
料理やお風呂、燃焼型の暖房機器、発汗・呼気からも水蒸気は発生します。
(冬季の過乾燥を嫌った過加湿も大きな問題です。)

水蒸気は室内を上昇し、やがて屋根(天井)の断熱材に到達します。
その時、水蒸気をせき止める気密シートを張っておくか、断熱材が含んだ湿気を除去する仕組みがないと、
冬の夜、屋根が冷えて屋根下地(野地板)の裏側で結露を起こします。



上からの防水、下からの水蒸気による結露水に侵されることがあると、屋根下地(野地板)を交換しなければなりません。

 

ここで、壁は2重構造にするのに屋根は2重構造を施さないのかと言う疑問が沸きます。

そうです。屋根下地(野地板)も2重にしてあげれば、
上の野地板は防水専用
下の野地板は結露専用と考えることができ、対策を施し易くなります。

弊社のモデルハウスでは、この考え方の元、2重屋根構造にしました。
上の野地板と下の野地板の間は通気層を取ります。
そうする事で、屋根の内側に溜まった湿気を外に排出する事が出来ます。



2重屋根構造はまた、夏の暑さ対策としても有効なので、夏は暑さ対策、冬は結露対策になり
野地板の交換を行わなくても90年持つ構造になると考えています。

費用が掛かる工法なので、今だ実績は2棟ですが、これからは増えて来ることでしょう。😁




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 13:31Comments(0)家のしくみ

2023年04月30日

90年保つ家について考える

他の誰かも書いていましたが、世間ではチャットGPTの話題で持ち切りですね。
だいぶ前になりますが、第2次AIブームの時に米国の大学の工学大学院に在籍してたことがあり、
AIについての学習もしていました。

まだコンピューターパワーの乏しい時代でしたので、ニューラルネットワークや機械学習などの
実装がなく、エキスパートシステム(推論エンジン)どまりでした。

その後の2010年頃、機械学習の一種であるディープラーニングが登場し飛躍的に進歩しました。

そのAI技術が一般にも公開されたため、世界は動揺しています。
シンギュラリティが現実のものとなるかも知れません。🤖

 

2009年6月に施行された「長期優良住宅」認定制度の中に、劣化対策等級3があります。
これは、住宅の構造体が「3世代(75~90年)持つための対策が行われていること」とし、
その為の部材や工法および維持管理を行うことで認定されます。

しかし、一発で90年持つ部材も工法もありませんので、計画的に点検し、修理や交換を行う事が必要です。
そしてその為には、交換しやすい工法や部材を使う事も重要な要素です。

維持管理しやすくするために日本の住宅の課題は何か?
以前も書いた内容ですが、日本のサッシ(窓)のツバ問題があります。→ 以前のブログ記事
日本のサッシには取付容易性・防水性を高めるために、窓枠にツバが付いています。


出典:新潟 住まい「緑の家」天然・自然素材と超高断熱高気密

この為、窓を取り換えるには窓の廻りの外壁を大きく切り取らなければなりません。



この様に外壁を一部切り取りサッシを外す必要があります。
手間がかかりますし、外壁を復旧しなければなりません。

30年で建て替えを前提にしてきた日本の住宅業界は今変化の時にいます。😁

【あとがき】
生成系AIに「劣化対策等級3のイメージ図を描いて」とお願いしたら、絵が出て来ました。

意味はありませんが、イメージは伝わるかな?

▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 15:59Comments(0)家のしくみ

2023年04月09日

小屋裏エアコンと湿度【冬】

近頃、「小屋裏エアコン」で弊社のHPに行き着く人が増えています。

まだ暑くもないのになぜ「小屋裏エアコン」で検索されるのか?
疑問ですが、それならと今回は小屋裏エアコン関連の話をしてみます。😁

 

昨年の夏、7月初旬~10月初旬までの3ヶ月間、小屋裏エアコン冷房を稼働。
その時の考察として書いた記事(1年目小屋裏エアコンの結果【マニアック】

その続きとして、冬の間の小屋裏の壁内と屋根内の湿度状況を報告します。



全館冷房用エアコンのある小屋裏には、壁と屋根(天井)に温湿度計を設置してあり、
年間を通して断熱層の温湿度を計測しています。

下の図はその計測データです。(左:壁内、右:屋根内)



昨年の夏の屋外の湿度は相当なものでした。
2022年7月平均気温が26.1℃、平均相対湿度が79% → 露点温度22.2℃
2022年8月平均気温が27.4℃、平均相対湿度が76% → 露点温度22.8℃

 

小屋裏エアコンは小屋裏部屋をチャンバーとして使い、そこから直接各部屋に冷気を送ります。
ダクトレス方式なので、送風用のファンもなく、ダクト内の清掃も必要ありません。

下階の温度を27℃にするため、小屋裏部屋の温度は20~21℃位になります。
ですから、外気が小屋裏部屋の温度に触れると露点(結露する温度)に達してしまいます。

その為、7月後半~9月中旬にかけて結露を起こしています。(上図の赤〇を参照)

 

住宅の壁と屋根には合板が張られているので、直接断熱材が外気に触れているわけでありません。
それでも、外気に含まれる水蒸気は何の抵抗もなく合板を通り抜け、断熱材に到達します。

[caption id="attachment_21099" align="alignnone" width="475"] 水蒸気の粒子は水の粒子の1000万分の2の大きさ[/caption]

水蒸気の粒子は大変に小さく、木材などは侵入を防げません。

この結果は、勿論ホームズ君の定常結露計算を使い分かっていた事です。
しかし、瞬間的(と言っても2か月近くあるが)な結露なら、それほど心配いらないかも。
とも思い、年間を通して壁内と屋根内の断熱層の状態を観察しています。

 

図の下の方にある青色の線が2023年2月に記録した相対湿度の最低値になります。
23%程度まで湿度が下がり、からっからと言える乾燥状態です。

今年もこのまま7月には小屋裏エアコン冷房を運転するつもりです。
昨年と同じような湿潤状態になるのか?、少し期間が減少するのか?など
観察を続けて行きたいと思います。☘️




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 11:22Comments(0)家のしくみ

2023年03月12日

ツーバイフォーのすすめ

コロナ禍も3年が過ぎ、ようやく終息の兆しが出てきました。
5月のゴールデンウィーク明けには、感染症法の5類に移行する事も決まりました。

コロナ禍中に住宅業界で大変流行った現象があります。
それは、住宅ブロガーの躍進です。
色々な専門家が出てきた中で、私も大変参考にさせて戴いた建築ブロガーに構造塾があります。

こちらの先生ですね。


久しぶりに過去の動画を覗いてみました。
今も新しい動画を発信中ですが、表示回数の多いのは過去のモノです。当たり前か!

「やっぱり、簡潔に分かりやすい説明でためになるよね。」
とか
「ちょっとしゃべり方が独特で面白い。」
とか、感じながら見ていると、「おや!」と思う解説に出くわしました。

以前に何度も見た動画ですが、その時には気が付かなかった内容です。

https://www.youtube.com/watch?v=_0HNVLMtk3Q



【マニアック】な内容なので、悪しからず、
在来工法も2×4工法も壁で建物を支えます。
(在来は柱だよっていう人がいるかも知れませんが、
筋交いなしでは成り立ちませんので、やはり壁で支えます。)

壁には釘や合板の有無で壁倍率の違いがそれぞれありますが、
同じ倍率(動画では倍率2と言ってます)で比べた場合、
2×4工法の壁の方が在来工法の壁より強いと言ってます。
(17分20秒~あたりで喋っている内容をご覧ください。)

同じ長さの壁があった場合、2×4工法の壁の方が耐力がある。

どれほどの差があるのかは言っていませんが、強さが違うと
言ってますね。

耐震等級3はそれぞれの等級1の1.5倍の強さ(壁量)があるのだから、
2×4工法の耐震等級3は在来工法のそれより強いと言えるって事ですな。

これから大いに使わせて戴きます。☘️




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

New! 3/18(sat)・19(sun)『コンパクトだけど「欲しい」を全部叶えたお家』完成見学会

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家
  
タグ :耐震等級3


Posted by sanki at 15:39Comments(0)家のしくみ

2023年02月26日

耐震性を上げる外壁なら、これ一択【マニアック】

外壁の種類によって耐震性に違いがあるのか? 考えてみましょう。

一般的に、軽い外壁なら耐震性に貢献すると思います。
振り子現象を思い出して下さい。

 



 

屋根の場合、頭が重いと振り子の頭が左右に大きく振れてしまい、
建物の揺れが大きくなるため、耐震性の低下につながります。

同じように外壁が重ければ同様の性質と言えますね。

そこから考えると、ガルバリウムの外壁材は軽いので、耐震性向上に
なると言えるかも知れません。

ただし、上に行くに従って段々重さが影響するとは思いますが、
外壁は下にも張りますので、屋根ほど影響は大きくないと考えられます。

 

では次の考え方として、壁の面剛性はどうでしょう?

2×4工法の建物が地震に強いのは、構造用合板によって面剛性を高めた結果です。



さてここからがチョット難しいのですが、お付き合いください。

 

上の図の面材は下地壁です。
下地壁とは、外壁の内部に隠れてしまう合板を張った壁の事ですが、
この様なモノです。↓



この写真は室内側から見たものですが、この面材の外側にタイベック
(透湿防水シート)を張って、胴縁を付けて、外壁材を張るのですが、
その外壁材が今回のテーマです。

 

外壁は2重の壁(構造用面材と外壁材)になります。
【長期優良住宅では必須】



印のある所に通気層があり、外の空気が流れる

さて、ここまでご理解いただけると、この先が今回の結論になります。

 

外壁は外観上の見た目(意匠)として大事な部材ですが、
耐震としての機能も持たせる事が出来れば一石三鳥になります。
※ 三鳥とは、意匠・家の劣化防止・耐震です

軽い外壁の代名詞であるガルバリウム鋼板はどうでしょうか。
薄い鋼板(0.3㎜)なので面材としての剛性は期待できませんね。

 

次に、引っ掛けサイデイングはどうでしょう。



金具で外壁材を引っ掛けてるだけなのでこれも耐震性は期待できません。
(地震の際、多くのサイデイング板が金具から外れてしまう様です。)

 

では最後に、くぎ打ちサイディングを見てみましょう。



専用の釘で直接サイディング板を胴縁に打ち付けていきます。
これなら、下地の構造用合板と共に一体の壁になって耐震強度も増します。

 

サイディング板を金具で引っ掛ける様になったのは、
くぎ打ちによる穴から雨水が染み込み外壁が汚れたり、
穴が広がってヒビが入ったりして意匠的に好ましくないからです。

耐震的には劣っても、今はメンテナンスの少ない金具引っ掛け方式が主流です。

 

でも、その心配(雨水の染み込みやヒビ割れ)がなかったらどうですか?

弊社の推奨する「サイデイング下地の塗り壁仕上げ」を見てみましょう。



専用の下地サイデイング(無柄・無塗装板)を釘打ちでりゃんこ張りします。
※ りゃんこ張りとは、千鳥張りのことで接合部が一直線にならない


板の長さは3m。これをりゃんこ(千鳥)に張ってあります。

下地のサイディング張りができました。

普通の釘打ちサイディング外壁ならこれで終わりですが、弊社推奨の
「サイデイング下地の塗り壁仕上げ」外壁はここからが違います。


まず、サイデイングの角をメッシュテープで補強します。


その上から樹脂製メッシュを全面に張り、板と板を一体化します。


メッシュが隠れるまで下地モルタルを塗り込み、下地完成。

どうでしょう。
釘の頭も穴もすべて樹脂メッシュとモルタルでカバーされ
雨水はおろか、空気の出入りもありません。

外壁全体が一体となっていますので、サイディング同士の衝突もなく、
地震の揺れを壁面全体で受け止めます。

 

最後は、お好きな材質、色の仕上げ材を塗って終了です。





国産の漆喰を塗ってみました。いかがですか。

「サイデイング下地の塗り壁仕上げ」外壁は窓廻りの
コーキングもすべて塗り壁材によって上からカバーされます。

従って、コーキングの劣化も起こらず、メンテナンス性も抜群。
【この工法の最も優れた特徴かも知れません】

直塗りの塗り壁とは全く違う、優れた外壁システムなのです。☘️




▲▼▲▼▲ お知らせ ▲▼▲▼▲

現在、お知らせするイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 08:36Comments(0)家のしくみ

2022年10月30日

1年目小屋裏エアコンの結果【マニアック】

もうすぐ聖一色モデルハウスを建てて1年が経ちます。
このモデルハウスでは新たな取組として、小屋裏エアコン冷房に挑戦しました。

小屋裏エアコン冷房は床下エアコン暖房とは違い内部結露の危険があり難しい。
その事は以前のブログで説明をしておりますが、ひと夏を過ごした考察を行います。

 

まず、どの様に内部結露が起こるのか、簡単に説明します。
外の湿気が合板を通り越して壁内(屋根内)に入り込みます。 室内が冷房で
冷やされている場合、内装材越しに壁内(屋根内)が冷やされて内部結露する。

というメカニズムです。(詳しくはブログで説明していますので御覧下さい。)

小屋裏エアコン冷房では、小屋裏で作られた冷気を小屋裏空間を使って2階の
各部屋に分配する仕組みです。

そのため小屋裏部屋を冷房チャンバーとして20℃位に冷やすのですが、
その温度が壁内(屋根内)に伝わると結露を起こす露点温度以下なのです。

そこで、屋根を二重構造にして温度が伝わりにくくする対策を講じました。
結果としては、効果はあるが、完璧ではないという結論になりました。

現在施工中の小屋裏エアコンを装備しているMZ邸では、透湿気密シートを
小屋裏部屋の壁・屋根面に張り、余分な湿度は室内側に透湿させて拡散する
方法を取ることにしました。



安全に越したことはないので、お客様にはこの方法を提案しますが、
結露の量はわずかであり、屋根内にいたっては、時々露点を脱している事が分かりました。


左が壁内、右が屋根内(屋根内は露点が継続していない。)

聖一色モデルハウスはこの様に微量の結露が起こる状態なのですが、
実験として、数年継続観察してみようと思います。☘️




▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

現在ご案内できるイベントはありません。

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家  


Posted by sanki at 16:48Comments(0)家のしくみ