2017年04月23日

なかなか伝わらない性能の話(基礎2)


今年は桜の開花も遅かったからでしょうか、例年なら花粉症も収まる季節なのですが、くしゃみ・鼻水や目がかゆくて仕方ありません。

私だけではないようで、マスクをしている人はまだまだ沢山見かけます。
これではゴールデンウィークにまで花粉症が長引きそうです。face10




新しく家を丈夫に造っても、長持ちしない家では困りますね。
「当社は長期優良住宅が標準だから大丈夫。」と謳っている会社なら心配ないと言いたい所ですが、こんな危険もあります。

それは「シロアリ」による食害です。

「当社では全面ベタ基礎(耐圧盤のある基礎)で基礎パッキンだから大丈夫。」と説明を受けた方、それだけでは防げません。

なぜなら、シロアリはコンクリートの小さな割れ目からも侵入してくるからです。
基礎の隙間のこんな所 ↓ からもシロアリは侵入します。


1回目のコンクリート打ち(耐圧盤)の上に2回目のコンクリート打ち(立上り)を施工するとそこに「打ち継ぎ目地」ができます。



そこは、
写真ではこんな様子でこの様な所です。



「私の家には無いって?」

そんな事はありません。 打ち継ぎは後で上塗りして隠してしまうので見えないのです。
しかし、シロアリはこの部分から家の内部へ侵入する可能性があります。

耐震的にも、この打ち継ぎの部分は問題あり。
耐圧盤に立ち上がりが乗っているだけで、コンクリートは一体ではありませんから心配です。

 

この為、弊社では耐圧盤と外周基礎立ち上りを一体(一回の打設)で施工する方法を取っています。
この方法なら「打ち継ぎ目地」もできず、耐震的にも安心な構造になります。

出来上がりはこの様になります。↓


頑固で綺麗なコンクリート表面ですよね。
隙間は一切なく、シロアリの進入する場所はありません。icon57





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