2021年06月27日

あらためてZEHの必要性

昨年の今頃、こんな記事を書きました「取り返せない日本のEV主導権」
理由は、日本の自動車メーカーがEV(電気自動車)の潮流に乗り遅れてしまい、
世界から置いて行かれようとしている事に対して危惧を感じたからです。

その後、
「なぜトヨタはEVを出さないのか」、「ハイブリッド(HV)や燃料電池車(FCV)を
やはり売りたいのか」と勘ぐり思案していました。
裾野市の東富士工場の跡地につくる「ウーブンシティ」と言う実験都市が注目
されていますが、車作り以外に仕事の範囲を拡げて行くつもりなのか?

色々とトヨタさんのサイトを見たりして考えてみました。

米国テスラ社の様に既存車のないメーカーは新しいバッテリーEV(BEV)しか
市場に出していない為、2050年のカーボンニュートラルに向けて新車をガンガン
販売してゆけば良いだけですが、

トヨタの様に既存車が世界中で走っているメーカーにしてみれば、エンジン車の
メンテナンスも今後全てがBEVになるとしても、その間担わなければなりません。

その為、小さいメーカーなら大胆にBEVにシフトして行けるかも知れないけれど、
トヨタの様な大メーカー、ましてや日本の輸出黒字の大方を占める業界の長としては
全方位(HV,FCV,PHV,BEV+eフューエルエンジン車も加えて)で今後の流れを見ながら
機動的に対応すると言う事の様です。

菅総理の2050年カーボンニュートラル宣言は自動車メーカーの姿勢を決定付けました。

さて、翻って住宅会社はどうでしょう?
我々に与えられている脱炭素関連の国の仕組みはZEHです。
これは、建てた後の住宅での消費エネルギーが自家発電(主に太陽光)で賄えると言う
ものですが、建設中のエネルギー消費や材料の製造、調達、廃棄に使うエネルギーを
加えたライフサイクルカーボンマイナス(LCCM)住宅と言うのもあります。

いずれにしても、エネルギーを生み出す仕組みは太陽光発電しかありません。
従って屋根に太陽光は必須の設備になるのは時間の問題と思います。

 

現在建設中の「夏の暑さを抑えてエアコン1台で全館冷房」の家にも
太陽光を6kw載せました。


勿論、掴み金物で屋根には穴を開けていません。


初期投資に120万円(6Kw程度)位かかりますが「屋根貸し太陽光」なら初期投資なし
で10年後には自分の物になる制度もあり、益々標準装備品になってゆくと思います。☘️




▲▼▲▼▲ イベントのお知らせ ▲▼▲▼▲

☆ ★ ☆  サンキハウスの施工事例  ☆ ★ ☆

大好きなカフェの居心地が叶う家

北欧テイストと住み心地、どちらも叶えたナチュラルハウス

マリメッコのファブリックや北欧家具の映える北欧スタイルの家

スタイル+耐震+省エネの大変身リノベーション

リノベーションで生まれ変わった築22年の家



同じカテゴリー(つぶやき)の記事画像
倒壊解析ソフトウェア「wallstat」の安心感
断熱等級7を反対する勢力
住宅系ユーチューブよりこちらがお勧め
日当たりOK!
色々ある建築評価制度
2020年はオリンピックだけじゃない
同じカテゴリー(つぶやき)の記事
 同じ震度7でも被害は違う (2024-03-31 15:26)
 耐震等級5(相当)が流行りそう (2024-03-10 16:49)
 2×4住宅は静岡でも積雪荷重! なぜ? (2024-02-04 08:44)
 許容応力度とwallstatの違い (2024-01-28 17:05)
 直下型地震は静岡でも起こるのか? (2024-01-21 12:29)
 2×4工法の次世代技術「ミッドプライウォール」 (2023-12-23 11:44)

Posted by sanki at 10:13│Comments(0)つぶやき
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
あらためてZEHの必要性
    コメント(0)