2021年01月10日

全熱交換の換気とは

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。

さて、今冬シーズンは非常に寒いですね。
昨冬シーズンは暖冬で、加湿器にお世話にならずに冬が過ぎ去りましたが、
今冬は加湿器を使い始めました。

室内の相対湿度が40%を切ってしまい、さすがに乾燥感が高くなって来たので、
しかたがありません。

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自邸ではマーベックス社の「澄家DCスーパー第1種換気」を使っています。
この換気システムは全熱交換と言う種類の熱交換換気システムです。

温度だけでなく、湿度も交換することが出来るので、外の大変乾燥した空気を
直接室内に取り込むのでなく、室内の湿度を76%まで回収することが出来ます。

この湿度も交換するタイプを全熱式と呼びます。(温度だけの物は顕熱式)


澄家DCスーパー第1種換気の温度・湿度交換イメージ図


勿論、換気装置なので汚染空気(排気)が新鮮空気(給気)と混じってはいけません。
温度を主体に交換するのですが、湿度も交換できると、冬は過乾燥の抑制に、
夏は除湿の助けになり、日本の気候に合っています。
【夏の除湿の助けとは】
室内のエアコン冷房で除湿した空気をそのまま排気してしまうと、外の湿った空気を
一から除湿しなければならないが、室内の除湿された空気から湿度だけ回収できれば
除湿の助けになる。

ヨーロッパの気候は日本とは真逆で、夏は乾燥、冬は湿度が高いので顕熱式の換気が
基本となります。

日本で有効な全熱式ですが、欠点としては湿度を交換する際に若干の匂いや排気する
空気に含まれる汚染物質(水蒸気中に融けている物)も屋内に戻してしまうと言われて
います。(元々家の中の空気に含まれている物質なので多少なら問題ないです)

 

昨冬は加湿器を使わなくても換気システムの湿度交換だけで、屋内の湿度が40%を
下回る事がなかったのですが、今年はお正月過ぎに大変冷え込むようになってから
加湿器のお世話になっています。

コロナやインフルエンザの予防のためにも屋内の湿度を50%程度には保ちたいの
ですが、なかなか難しいのが現状です。emoji51




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