2020年06月28日

やっぱり高い蓄電池

太陽光発電の10年間の買取が終わり、自家消費で余った電力を7円/kwで
引き取られるのは、どうにももったいない。

電気を貯めれば、夜に買う電気を節約できるのに貯める為には蓄電池が
必要なのです。

そこで、蓄電池を買うか否かですが、それが結構むずかし選択になります。
(1)7kw位の蓄電池を1台買う。
(2)V2H(ビークル・ツゥ・ホーム)接続機器を買う。
(3)そのまま7円で売る。

この3択になります。
そこでそれぞれのコストパフォーマンスを比べてみましょう。

(1)蓄電池は今熱い分野で、色々なメーカーから新製品が出ています。
私なりに色々調べてみた結果、現在買うなら一番コスパの良い製品が、
田淵電機のEIBS7(アイビスセブン)7.04kwhになります。
EIBS7は高寿命と1日2サイクル回せるモード搭載、それに全負荷型で
エコキュートも稼働可能など、使い勝手とコスパも良いのが特徴です。


1日に2回転の充放電が可能! 田淵電機 EIBS7資料から

現在これを上回る製品は見当たりません。
設置費用はどの位掛かるかと言うと、太陽光発電システムとの連携に
必要なパワコンディショナーを入れると、120~130万円位になります。
(2)次にV2Hですが、これは以前の記事で詳細に説明していますので
それを参照して下さい。(こちら→太陽光発電と日産リーフ

(1)蓄電池と(2)V2Hの設置費用が共に130万円位で同額出費となり
※ 日産リーフを所有している場合に同額出費となる。リーフ費用も入れると蓄電池の方が安い。
益々悩ましいですが、最後に「(3)そのまま7円で売る」を含めて検討すると、

現在買い電力単価が27円/kwで売り電力単価7円/kwとの差額20円/kw
これを設備設置費用の130万円から割ると65000kwとなり、平均的な家庭
での年間消費電力の5000kwで割ると13年と言う期間になります。
 

これを多いと見るか少ないと見るか?
卒FITまでの10年とそれから13年、合わせて23年後まで太陽光パネルが
長持ちすれば、今蓄電池を設備するのも元が取れる計算になります。

その場合は、深夜電力の安い電気を貯めて、翌朝7時からの高い電気需要を賄い、
太陽光の余剰を少し貯めて、夕方から夜11時までの高い電力需要を賄う。
太陽の照っている昼間は出来るだけ売電するのが正解だと思います。
 

もう一つの考え方は、自家消費です。
昼間の太陽光は売電せずにひたすら貯めて夜から朝にかけて自家消費する。
電気は中部電力ではなく、基本料金のないLOOOPでんきやピタでんから買い、
安い充電池が出るまでは日産リーフに貯めて使うのです。
※ この場合7kwの蓄電池では容量が足りない為、リーフとV2Hと基本料金のない電力が必須。

やっぱり蓄電池が高すぎる。
kw当たり8万円になってくれないと、車が充電池になる状態が続くでしょう(笑)☘️




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タグ :蓄電池V2H

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Posted by sanki at 17:21│Comments(0)つぶやき
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